2009年2月17日火曜日

日坂宿 夜泣き石伝説withELO

日坂宿(にっさか)は静岡県掛川市の日坂の旧国道1号線沿いにひっそりと佇んでいます。

東海道の三大難所の峠でもある小夜の中山の西麗に位置します。

現在は1号線のバイパスができ交通量も減り、忘れ去られたような感じです。

小夜の中山峠の頂上にある久遠寺には「夜泣き石」という石があり、いくつかの伝説があります。

安藤広重の「小夜の中山」にも描かれた有名な石で、伝説の中の一つを紹介します。

妊娠していたお石という妊婦がここで陣痛を起こして、小夜の中山の急坂にある丸石で休んでいたところ

そこに通りかかった男が介抱したが、お石がお金を持っていることに気づくとお石を殺害して、お金を奪って逃げました。

その時お石の傷口から子供が生まれた。そばにあった丸石にお石の霊が乗り移って夜毎に泣いたため、里の者はその石を『夜泣き石』と呼んでおそれた。生まれた子は夜泣き石のおかげで近くにある久延寺の和尚に発見され、音八と名付けられて飴で育てられた。音八は成長すると、大和の国の刀研師の弟子となり、すぐに評判の刀研師となった。

そんなある日、音八は客の持ってきた刀を見て「いい刀だが、刃こぼれしているのが実に残念だ」というと、客は「去る十数年前、小夜の中山の丸石の附近で妊婦を切り捨てた時に石にあたったのだ」と言ったため、音八はこの客が母の仇と知り、名乗りをあげて恨みをはらしたということです。

そんな日坂宿と夜泣き石に持って行った「迷盤」はELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の

77年の作品「Out Of The Blue」、ポップ・センスが最高に開花した作品。


















ELOは80年代前後、ヒット曲のオンパレードで全世界を席巻したイギリスのビッグ・グループです。

最近では「電車男」のテーマ曲にELOの「トワイライト」が使われ再ヒットしました。

それではELOの「Mr Blue Sky」を聴きながらどうぞ!



それでは旧1号線をはずれ脇の道にはいります。


ここは日坂であることはまちがいありません。


それっぽい雰囲気になりました。






昔の本陣の跡みたいです。
ほとんど予備知識なしで訪れてしまったのでよくわかりません。


今は幼稚園になっています。




通りを進みます。


安藤広重の日坂の絵がありますね。






町並みのはずれにある「川坂屋」という旅籠です。
江戸時代の面影を残してひっそりと建っています。




もう少し先に行ってみます。


秋葉常夜燈で日坂宿はたびたび火災に見舞われているので
火の神様でもある秋葉信仰が盛んだったといわれています。


側にはお地蔵さんがたくさんありました。


その隣には高札場がありました。
高札場とは幕府や藩のお知らせの掲示板みたいなものです。
(少し勉強しました・・笑)




それでは日坂宿とお別れします。
ちょっと無理のある記念撮影でした(笑)。


今度は牧の原台地に登り、お茶畑の中の旧東海道を歩きます。
(ここまで来るのには、かなりキツイ急な坂道を登ってこなければなりません。)


山肌に書かれた「茶」という文字がわかるでしょうか?


歩いているとシイの木の下に小さな神社がありました。
白山神社といって、白山はあの白山で山岳信仰として栄え
全国に3000社くらいあるそうですよ。




道は果てなく続きます・・疲れてきました。
途中いろいろ史跡等がありましたが、あえて無視しました(笑)。


たとえばこれは「鎧塚
昔、足利一族と今川氏との間で壮絶な戦いがあったそうですが、
こういったことを説明していると日が暮れます(笑)。


どうやらここら辺が「小夜の中山」みたいですね。


しばらく歩くとお茶屋さんらしき建物が・・






夜泣き石伝説の死んだ妊婦の腹から生まれた赤ちゃんに
舐めさせて育てたという「子育て飴」も売っています。


その横に「夜泣き石」がある久遠寺がありましたが・・改修中みたいな・・






境内の奥にありました!これが「夜泣き石」です。




それでは、ちょっと失礼して恒例の記念撮影です。




久遠寺はほぼ山頂の高いところにありますので
今から下界へと下ります。


下の旧国道1号線にあるお店ですが、バイパスができて
交通量が減ってこの1軒だけとなりました。


実はここにも「夜泣き石」があります。






どっちが本物でしょうか?
お店の客寄せなのでしょうか・・それも謎です(笑)。
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足助町withゾンビーズ

2009年2月12日木曜日

浜岡砂丘 滅びゆく砂丘withパイロット

浜岡砂丘は旧浜岡町(現、御前崎市)にある小規模ながら美しい砂丘でした。

しかしながら現在は荒れ果て砂丘と呼べるような状態ではありません。

原因はいろいろあるようですけど、まずは砂丘の横にある浜岡原子力発電所。
そこから町にお金が入るので、保存に積極的ではなかったみたいですね。

(原子力発電所の工事の時は砂丘の上をダンプカーが走っていました。)

あとは河川など上流にダムなどができ、砂に量も減ってきているんでしょうね。

そんな砂丘ではなくなった浜岡砂丘(もう浜岡海岸でいいかも・・?)
に持っていった「迷盤」はこれです。





















イギリスのロック・バンド「パイロット」の77年の作品「新たなる離陸

マジック」などのヒット曲で知られていますが、日本での知名度はほとんどといっていいほどありません。

何故かこの作品は長いことCD化されず、幻の名作としてファンの間で語り継がれてきましたが、

ようやく最近CD発売され、また珠玉のメロディーが堪能出来るようになりました。

それではその作品のなかから「Get Up and Go」を聴きながらどうぞ!



昔は休日には観光バスなども来ていましたが、今はすっかりさびれました。


砂の高さもめちゃくちゃ低いです。泣けてきますね!


午後3時ごろ行ったので、もう人のあしあとだらけですね(笑)。




もう雑草もはえています。


外海の遠州灘です。


原子力発電所も見えます。


心ない人たちが海岸線を車で走りぬけます。タイヤの跡でいっぱいです。
貴重なウミガメの卵などが潰されるみたいです。


後ろを振り向くとこんな感じ










この辺は遠州のかっら風と言って、いつも強風が吹いています。
小さなCD盤でも一瞬で吹き飛びますので、しょうがなく・・(笑)。


唯一残っている売店です。


商品棚の上で猫が寝ています(笑)。


オット、足元にも同じような猫がくつろいでいます。


うわっ!よくみりゃ猫だらけ(笑)。




なんか売店のまわりは猫の楽園と化していました。




美しかった浜岡砂丘も変わり果ててしまったが、
それでも「Get Up and Go」なのだ! 

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パイロット 愛すべきブリティッシュ・ポップ・バンド

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